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へルタースケルター あらすじ [映画]




沢尻エリカさんの主演映画『ヘルタースケルター』が話題ですね。


原作は岡崎京子さんによる日本の漫画で、1996年まで祥伝社の『FEEL YOUNG』に連載されていました。
第8回手塚治虫文化賞 マンガ大賞を受賞しています。


内容は一言でいうと、整形美女の栄枯盛衰物語で、
あらすじは以下のような感じです。


主人公吉川りりこは、美人でスタイル抜群で、
モデル、歌、女優をこなし女子高生の憧れである。
しかし実際の彼女は、情緒不安定で付き人に当り散らす嫌な女。
そして、彼女の美貌も姿形も、作中の言葉を借りれば、

「このこはねぇ もとのままのもんは骨と目ん玉と爪と髪と耳とアソコぐらいなもんでね あとは全部つくりもんなのさ」

つまり、外見すべてが整形技術で造られた存在。

もともとデブでブサイクな女の子だったりりこは、
芸能プロダクションの社長(通称 ママ)にその骨格の良さをかわれて、
整形手術を施された。

しかし、りりこのつぎはぎの体は無理にたえられず
頻繁に整形の後遺症としてアザが浮き上がり、
そのたびに手術を受けなおすことになる。
これも手術の後遺症かりりこの情緒不安定は加速する一方。
それをドラッグで抑える毎日である。

りりこは、玉の輿を狙う婚約者がいたが、
彼には遊ばれただけで別の女と婚約されてしまう。
このことで、彼女の譲著不安定はさらに進行。
仕事もおろそかになり、芸能界からもほされていく。
ついには自分の手下を使って、その婚約者を殺そうとする。

そんなりりこに愛想をつかしたママは、新しくプロダクションに入った吉川こずえをプッシュ。
天然の美人でスタッフ受けする性格の吉川こずえに仕事をすっかり奪われてしまう。

こういうりりこの破滅への破滅への道と平行して描かれているのが、
作中で「運命の人」的キャラクターを演じている麻田検事。
麻田は、多発する臓器販売事件の裏に、違法な整形手術組織があると睨む。
そして、その手がかりをつかむため、少しずつりりこに近づいていく。
登場時から、りりこの整形を見抜いていた麻田は、
りりこの最大の理解者であると同時に最大の敵たる存在である。


りりこの破滅への道は続く。








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